
見直されるミミズの実力
土の中に住むちっぽけな生き物、ミミズ。
一般的にミミズは、あらゆる環境変化を乗り越え、実に4億年以上前から姿を変えずに地球上に存在していると言われています。最古の人類は、約400万年前といわれていますので、人類の約100倍以上の時間、地球上に生存していることになります。ミミズ研究が進むにつれ、その驚くべき実力が明らかになってきています。
「歴史上最も重要な生物」と評されたミミズ
「進化論」で知られるチャールズ・ダーウィンも生涯の中で40年という歳月をかけて、ミミズの持つパワーを研究しています。彼が最後に書き上げた書籍『ミミズと土』の中でこう記しています。
「この取るに足らない生物よりも、世界にとって重要な役割を果たしてきた生物は他にいないだろう」という言葉さえ残しています。

人間の生活に活用されてきたミミズ
ミミズは、牛糞や豚糞といった土中の畜産廃棄物や老廃物を食べ、悪臭除去や土壌の改善を行うことは広く知られ、土壌改良の役割として活用されてきました。
また、中国最古の医薬書「神農本草経」にも、ミミズの事が記されており、中国ではミミズを「地龍」と呼び、解熱等の効果で知られ、酒に漬けて飲むなど伝統的に用いられてきました。日本でも大正時代にミミズに含まれる物質「ルンブロフィブリン」に解熱作用があることが発見され、活用されていました。
とくに現在、注目されているのが、赤ミミズ(学名:ルンブルクスルベルス)です。成分的には、必須アミノ酸を豊富に含有する他、蛋白、ミネラルなどを多く含みます。このルンブルクスルベルスから抽出された酵素「ルンブルキナーゼ」が溶解作用に優れているとされ、韓国では、医療機関でも活用されています。
※出典:特定非営利活動法人 日本食品機能研究会(食品の機能性・学術>ルンブルクスルベルス)

期待が高まるミミズの力
今、様々な分野で、この原始的ともいえる生き物が持つ驚異の実力に、熱い視線を注いでいます。
多くの機関や学者によって研究され、学会や論文などが発表されています。さらに農業や医療の分野での可能性に期待が高まっています。





